-N邸-
現在進行中の物件


9.荒壁
荒壁の下地となる、小舞壁を編んでいます。(小舞を掻くといいます)
小舞壁とは、2センチくらいに割った竹で編んだ荒壁下地です。
昭和30年代までは全国各地でおこなわれていたいたこの工法も、石膏ボードの普及とともに
少なくなってきましたが、この地方ではまだ上棟が終わると小舞を掻いている家をよく目にします。
職人さんの手作業で、竹を細かく編み上げて行きます。隠れてしまうところだからこそ、丁寧に仕上ます。
屋根の下の妻壁が所々編みあがっています。 法令で定められた補強金物
編みあがった下地に壁土を塗っていきます。
壁土は使用する前に練って寝かしておきます。(古い土壁を混ぜることもあります。)
土に混ぜたわらやすさを腐らせ、土に粘りを出します。この粘り気が荒壁の強さの秘訣です。
外側から土を塗り、よく乾燥をさせ、乾燥状態を見て反対側からもう一度壁土を塗ります。(裏返し塗り)
土に混ぜるわら 荒壁の土 小舞壁下地にわらを混ぜた土を塗っています。
外側が塗れました。 室内側 2階を塗っています。 2階ひさしの上
     
乾燥中・・・
一時は構造上の評価が低かった荒壁ですが、伝統工法が見直され、荒壁の耐震性・防火性の評価も
見直されています。

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